第11回多言語社会研究会大会のお知らせ
以下の要領で第11回多言語社会研究会大会を開催します。テーマに沿った個人発表を募集します。
日 時:2023年12月3日(日)10:00-17:00
場 所:愛知県立大学長久手キャンパスおよびオンライン(ハイブリッド)
テーマ:言語マイノリティ 人権の拡張か、文化遺産の保護か
参加費:資料代500円(対面参加者)/無料(オンライン参加者)
申 込:対面参加の場合は当日直接会場へお越しください。オンライン参加の場合はこのリンクから登録をお願いします。
※なお、前日2023年12月2日(土)に、愛知県立大学グローバル学術交流事業として、同名の公開講座がハイブリッドで開催されます。そちらへのご参加も強く推奨します。
愛知県立大学グローバル交流事業講演会
日 時:12月2日(土)午後
場 所:愛知県立大学長久手キャンパスおよびオンライン(ハイブリッド)
講演者:Francesc Xavier Vila(カタルーニャ自治政府文化省言語政策局長、バルセロナ大学教授、来日参加)
参加費:無料(要事前申込)
申 込:愛知県立大学地域連携センターのページ(受付開始時期:10月予定)
<大会プログラム>
10:00-12:00 個人発表
テーマ発表「言語マイノリティ:人権の拡張か、文化遺産の保護か」
13:30-16:30 パネルディスカッション(個人発表および前日の講演会をうけて)
パネリスト 奥野良知(愛知県立大学)・亀井伸孝(愛知県立大学)ほか
<テーマ趣旨>
現代社会において、言語的多様性の尊重という考え方は定着しつつある。しかしその一方で、多くの言語マイノリティが、自らの言語の使用機会を確保できず、今も残る軽視や無理解にさらされ、その結果話者数が減少し、ますますその使用機会が減少するという悪循環に直面している。
その中で、マイノリティ言語を保護する理念として、その使用を話者の権利として捉える主張と、無形文化遺産と捉えて積極的に保護しようという主張という、似て非なる方向性があることが、特に1990年代以降明確になっている。世界の言語マイノリティは、それぞれの言語が置かれた状況ごとに、この二つの方向性の間での活性化を模索している。
本大会では、国内外の言語マイノリティの状況についての事例や政策、理念について、前日に開催される公開講座での講演内容も含め、幅広く議論する。
<個人発表申込>
個人発表の部について、上記テーマに沿った発表者(原則対面参加)を募集いたします。2023年9月末日までに、発表者氏名・所属・連絡先・発表タイトル・発表要旨(1000字程度)を次のフォームから送信してください。
提出された要旨をもとに、発表の可否を判断し、10月10日ごろにメールで連絡します。また、本大会での発表内容をまとめて、『ことばと社会』26号(2024年10月刊行予定)の特集「言語マイノリティ:人権の拡張か、文化遺産の保護か」へ投稿できます。