第107回多言語社会研究会例会を、以下の要領にて開催いたします。
皆さま、ふるってご参加ください。
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日時:2026年10月24日(土)14:00-18:00
会場:東京大学(本郷キャンパス)東洋文化研究所 大会議室(3階)
https://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
参加費:500円(オンライン・対面)
※対面参加者は会場でお支払い下さい。
※オンライン参加者は例会終了後、下記Zoom登録フォームに入力されたメールアドレス宛てに支払い方法を連絡致します。
研究会はオンライン(Zoom)でも参加頂けます。
オンラインでの参加を希望される方は、以下のフォームからお申し込み下さい。
https://kyoto-u-edu.zoom.us/meeting/register/ONmXprfnTrS16kv-WQTzGw
登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
※オンライン参加の場合、対面参加と同じ水準の経験(音声の聞き易さ、映像の見易さ、反応の早さ等)は保証できませんので、了解の上でお申し込み下さい。
(以下、各報告の開始時間はおおよその目安ですので、若干前後する可能性もあります)
<報告1>14:00-16:00
発表タイトル:就労分野の日本語教育は何を目指すか:制度的枠組みと送り出し国の実態から
報告者:道上史絵(立命館大学)
概要:
日本の外国人材受け入れ制度は今、大きな転換点を迎えており、2027年4月には技能実習制度から育成就労制度への移行が予定されている。新制度は、人権保障の面でなお課題を残す一方、日本語教育の拡充を大きな柱に据えている。就労分野において長らく周辺化されてきた日本語教育がにわかに注目を集めるなか、これまで対象とされてこなかった大規模な学習者層への対応は、日本語教育業界にとって喫緊の課題となっている。
現在、同分野の日本語教育は「日本語教育の参照枠」が掲げる学習者像や言語教育観に基づき整備が進められている。しかし、理念としての日本語教育と現場の実態との間には、少なからぬ乖離がある。その乖離が端的に現れているのが、送り出し国における日本語教育である。そもそも制度設計自体が多くを民間にゆだねる構造となっており、送り出しがビジネスとして行われる以上、送り出し機関は在留資格の要件充足という実務的な側面をより重視する。就労分野における日本語教育のこうした現実は、理念のみでは捉えられない。本発表は、こうした現状を踏まえ、就労分野の日本語教育が何を目指すのかについて再考を試みるものである。
キーワード:就労分野の日本語教育、育成就労制度、日本語教育の参照枠、送り出し機関
<報告2> 16:00-18:00
発表タイトル:近現代ギリシアにおける「標準語」と地方の言葉-文学史と現地調査を中心に-
報告者:福田耕佑(就実大学人文科学部実践英語学科講師)
概要:本報告は大きく二部構成をとる。前半部においては、近代ギリシア文学史の潮流に関して言語使用の面に即して概観し、その中でも特に19世紀に発生した言文一致運動について、そして20世紀初頭にかけて見られた「口語」で書くという運動をとりあげ、「ギリシア語」という一つの言語というイメージをもたらす要素と実際の多様な言語のあり方がギリシアにおいては耐えず衝突し合っていたことについて論じたい。後半部では、ギリシア国内外で現在も用いられているギリシア語の方言とギリシア国内で用いられている他言語の状況について、その中からいくつかをとりあげてその方言や言語を使用している主要な作家とその作品について、そしてその言語や方言の保存運動とその現状、加えて各集団のアイデンティティについて論じていく。
キーワード:ギリシア語、近現代ギリシア文学史、言文一致運動、マイノリティ文学